IAIR東海限定コラム vol.130 目標を考えよう!

皆さんこんにちは。

 

東海支部のミセス番長こと林由布子です。

 

急に肌寒い日が増えてきて、皆さん体調管理はいかがでしょうか。

 

気付けば10月。
今年度も半年が過ぎ4月から入職した方々も、たくさんの患者様を任されるようになっていることと思います。

 

約半年前の4月には診療報酬改定が行われ、様々な改定がありました。
4月の私のコラムでも一部書かせて頂きました。
(4月のコラムは→http://iairtokai.jp/2016/04/25/hayasi/

 

半年間が過ぎ、診療報酬改定で経過措置が取られていた事項も10月から適応されていきます。

 

その中の1つに、目標設定等支援・管理シートの作成があると思います。
医療保険分野で働くセラピストは対応に追われているのではないでしょうか。

 

目標設定等支援・管理シートは、現状を把握し今後の機能予後の見通しを立てることが求められています。

 

目標設定等支援・管理シートは、

『医師及びその他の従事者が、当該患者の生きがい、価値観等についてどう認識しており、機能予後の見通しを踏まえて、患者がどのような活動ができるようになること、どのような形で社会に復帰できることを目標としてリハビリテーションを行っているか、又は行う予定か』

とされています。

 

そして、心身機能・活動・社会参加それぞれに対し目標としているもの、関連する現在のリハビリテーションの内容の記載が求められています。

 

ここでいう、『目標』とは…?

 

『当該患者の生きがい、価値観等について』
ここはとても重要だと思います。

 

皆さんは患者様のリハビリの目標を立てる時に『生きがい・価値観』を考えて立てていますでしょうか?

 

『退院後日中1人になる為トイレに1人でいけないと困る。だから目標は1人でトイレに行く事。』

 

『患者様が歩けるようになりたいという希望が強く、屋外杖歩行自立することが目標』

 

こんな風に目標を立てていないでしょうか?

 

間違いではないと思います。
ただ、患者様はトイレに行くために生きていくのでしょうか?
ただ歩くためだけが目標なのでしょうか?

 

患者様には今まで歩いてきた人生があります。
その中でそれぞれの生きがい・価値観を持っています。

 

それを踏まえて、目標を立てることが重要ではないでしょうか。

 

トイレに行く時間以外は何がしたいのか?
したいことが困難なことであれば、どのような方法で行えばできるのか?

 

歩いてどこに行きたいのか?誰と出かけたいのか?
旅行に行きたいのならどのようにすれば行けるのか?

 

歩くことだけが目標であると、片麻痺で後遺症が残り思うように歩けない人は一生その目標が達成できず、歩く事ばかりに目が向き、うつむいて生きて行ってしまうのではないでしょうか。

 

例えば歩けるようになって家族と旅行に行きたい、という目標であればどうでしょうか?

 

長距離歩けなければ車椅子を併用しながら、家族の手を借りてできる方法を考えれば旅行に行け目標達成できるのではないでしょうか。

 

患者様自身も病気になると、自分自身の生きがい・価値観を忘れてしまいがちです。

 

目標設定等支援・管理シートは1つのきっかけですが、患者様の『生きがい・価値観』を、患者様と一緒に、再度考えてみて下さい。

 

そして目標をたて、達成できる方法を共に考えてみて下さい。

 

『生きがい・価値観』
今一度考えていくきっかけになれば、と思います。

 

IAIR東海 認定アシスタント  林由布子


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